財団概要

理事長挨拶

高校時代は、教科学習による知識の習得ばかりでなく、社会でのひとり立ちを自覚しはじめる大切な時期です。
当財団は設立当初より、その多感な時期である高校生を対象に文化支援活動を行ってまいりました。
現在は、大きくふたつの事業を実施しています。
「高校生のための文化講演会」は、作家や評論家、学者などさまざまな分野で活躍する方々が講演者です。歩んできた人生で得た豊かな体験やエピソードを熱い言葉で語り、高校生に物事の考え方や世界の様々な出来事への関心を広げるきっかけをもたらしてくれます。
「全国高校生 読書体験記コンクール」では、読書を通して自分がどう成長したかを綴る読書体験記を募集しています。本との出会いで自分とどう向き合い、家族や友人とどう関わるようになったかなど、自分自身の心と生活の移ろいを文章にまとめる ‘体験’ 記は、読書の意義をみつめ直し、自分の生き方を深く考えることにもつながります。
そしてこれらの事業には、文部科学省、全国高等学校長協会および、各高等学校の先生、新聞社の方々に多大なご協力をいただいております。
本や言葉の出会いによって、高校生の皆さんが将来にわたって読書と思索を続けてもらえるよう、今後も当財団の活動にご支援をよろしくお願い申し上げます。