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2022/6/10「第57回 高校生のための文化講演会」スタート

 「高校生のための文化講演会」(公益財団法人 一ツ橋文芸教育振興会および各新聞社主催)前期が、6月1日より各高校で始まりました。

 今回は直接高校に出向くことはできませんでしたが、作家・学者・医師・評論家などさまざまな分野でいま活躍中の講師の熱いメッセージと、高校生から寄せられた質問に答えるコーナーを収録した各講演のDVDを作成しお届けしています。

 翻訳家・文芸評論家の鴻巣友季子さんは、『翻訳入門 正解のない言葉の冒険』という演題で、「翻訳は英文和訳と違って生きている言葉を“生けどり”にできる面白さがある」と教えてくださいました。またライターの武田砂鉄さんは、『私たちの身近にある「マチズモ」』という演題で、「“男性優位主義”になっている出来事は、なぜこういう構造になっているのか考え続けて、少しずつ“削り取れ”」と高校生に向けてメッセージを送りました。

 後期講演会は8月に収録し、9月1日以降各高校で実施される予定です。なお開催校へは、講師のサイン入り著書と、集英社文庫100冊セット、小学館国語辞典を寄贈しています。
(撮影/相馬徳之)